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熟練技能者の紹介
熟練技能者が活躍する現場とは
● 取材編 〜熟練技能者は熱く語る〜
● ものづくり工場の紹介
● 紹介編 〜熟練技能者の紹介〜
アリタカ ミツオ
有高 三男
氏
水引細工工
［Profile］
昭和3年9月6日生まれ
株式会社有高扇山堂
電話：0896-24-3603
現代の名工（平成9年度）
伊予三島の水引細工は長野県飯田市と並ぶ日本二大生産地。贈答品、祝儀用品として日本の社会生活に深く関わっています。有高さんは、淡路結び、花結び、蝶結びをはじめとする基本結びから応用技術まで幅広く洗練された技能を習得され、伝統的な水引細工の手法を引き継ぎ、熟練によってより高い技術へと発展させ続けてきました。水引工芸品の製作も手掛けます。昭和39年に水引盆栽松を明治神宮奉献しました。愛媛県主催えひめの伝統的特産品展においても優秀賞2回、特賞1回（平成元年）を受賞され、平成3年優秀技能者愛媛県知事表彰を受けました。作品は静かなものでありながら、躍動感があります。さらに、新しいデザインや先端技術と水引を複合した新製品の製作にも意欲的に取り組んでいます。平成8年には、絹巻宝舟がオックスフォード大学ピットリバー博物館に寄贈され、日本文化として紹介されました。平成9年労働大臣より現代の名工として表彰されました。日本人の心を彷彿させるものとして高い評価を受けており、その名声はまさに世界規模となっています。
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