■CADS&CADI (キャリア形成支援ツール)
CADS&CADI、まだ聞き慣れないかもしれませんが、皆さんにぜひ興味をもって覚えていただきたいキャリア形成の支援ツールです。
現代は、個人の能力・経験を活かしていくかたちでしか雇用を守れない時代とも言えます。一人ひとりの能力を活かすキャリア形成への認識をさらに深めるべき時が来ているのです。その従業員一人ひとりの職業能力開発を自己の理解という根本的な部分から支援していくツールがCADS&CADIです。
CADSとは、従業員個人個人がワークシートヘの自己記入を通じて、アドバイザーとなる上司や人事・教育訓練担当者等とコミュニケーションを図りながら、職業能力の寄観的な自己分析と将来的なキャリア・プランを立てることを狙いとしており、近年重視されているコンピテンシーの槻念を取り入れた点でも注目すべきツールと言えます。
CADSの特長
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コンピテンシー(※)による能力を測る「スキル・マップ」の搭載。 |
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ビジネス・キャリア制度と実務スキルの項目が呼応しているため、フォローアップがしやすい。 |
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アドバイザーとなる上司や人事・教育訓練担当者と従業員一人ひとりがコミュニケーションを図るという重要な課程をとるための「ガイダンスシート」等を搭載。 |
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CADIとは、職業人生を主体的に送るための社会環境の変化に対応する能力を自己分析し、今後の課題を見極める、というツールになります。
CADIの特長
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自ら実施、採点することが可能。 |
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自分の変化対応能力等を同年齢の人と比較することができる。 |
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実施方法に応用がきく。 |
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これらのツールを活用することで、これまで培ってきた職業能力を自分自身で寄観的に分析し、足りない能力や今後必要となる能力を肥握していくことができます。その過程を経た上で一人ひとりがオリジナルのキャリア・プランを立て、実賎していくことで主体的なキャリア形成を図ることができるというわけです。
企業が従業員のキャリア形成を支援するというのは、まずその重要性を認識してもらうところから始まります。ツールとしてかたちになっているCADS&CADIは、そうした第一のステップとして取組みやすいようになっています。”愛媛職業能力開発サービスセンター”では、CADS&CADIの内容から具体的な取組み方まで熱意を持ってアドバイスしています。
まず、私たちの話に耳を傾けてみてください。
※コンピテンシー
成果につながる行動へと駆り立てる動機、使命感といった内面が強く反映した行動部分。 |